採用担当者に聞く!働きやすい病院を見極めるには?

採用担当者に聞く!働きやすい病院を見極めるには?

 

履歴書や面接で本当は何見ているのか、また応募者はどうすれば、良い病院を見分けられるのか採用側の本音を聞きました。

 

調査先:南東北病院グループ

第1印象が決まる履歴書。写真・空白に気をつけて

 

転職応募者の第1印象が履歴書です。

 

ですから履歴書は転職活動において、非常に大事な要素です。

 

採用担当者である我々が、履歴書を受け取ってまず目が行くのはやはり写真ですね。

 

ごく少数ですが、普通のスナップ写真を切りぬいて貼っていたり、カジュアルな私服で撮っている人がいます。

 

本人がどんなにしっかりしていても、第1印象で「大丈夫だろうか」と不安になってしまうので、

 

やはり最低限のマナー、一般常識は守って欲しいですね。

 

基本はスーツ。

 

髪型も長ければ一つにまとめるなど、清潔感のあるスタイルが好ましいです。写真屋で撮影しなくても、スピード写真機でOKです。

 

次に気になるのは、全体を見たときに、空白の多い履歴書です。

 

時には職歴や配偶者の有無などの欄に何も書いていない人がいます。

 

ないなら、「なし」と書くか、斜線を引くか意思表示が欲しいものです。

 

資格の欄にしても、看護師資格を所有していることは当然ですし、

 

看護師免許証の写しを同封してもらっているわけですが、それでも履歴書に書いてほしいですね。

 

 

病院間の情報交換もブランクに2年は心配?!

職歴部分では転職回数・頻度、未就職期間の長さ(ブランク)も気になる点です。

 

看護師の場合、一つの病院に勤めた期間は短くても、看護師として働いて期間を合算した年数で基本給が決まることが多いので、
転職して給与が下がることはほとんどありません。

 

だから一度転職をすると、「転職癖」がついてしまう人もいると思うんですね。

 

でも採用する側としては転職回数が多く、例えばどの病院も1年前後で辞めていたりすると、

 

「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」
という身体がぬぐえません。

 

ですからそういう人に対しては、面接で必ず転職の理由を聞いています。

 

転職回数が多い人、短期間で転職を繰り返している人は、

 

面接で必ず理由を聞かれるものと思って、心の準備をしておいたほうがよいと思います。

 

また送られてきた履歴書をみたところ、その方が以前に勤めていたのが私の知人の病院で、

 

非常に短期間で辞めていたので、知人に尋ねてみると、問題のある方だということもありました。

 

その方以外のケースでもあまりに短期間で辞めていたり、転職を繰り返していたため、知り合いに事情を聞いたことはあります。

 

逆に、当法人を退職した職員について、知り合いから「うちに応募があったけれど・・・」と連絡をもらうこともありますね。

 

こうしたやりとりは、他の病院間でも行われてれていると思います。

 

ですから辞める病院での働き方、退職の仕方も大切です。

 

一方職歴のブランクについては、1年以内であればあまり気になりませんが、2、3年以上となると気になります。

 

医療の現場はどんどん変わりますから、病院側ではなく本人としても心配になるのではないでしょうか。

 

ただ当法人では、新人と同様に手厚い研修を用意し、本人の希望があれば、採血や緊急時の対応など

 

ひと通り研修した上で、現場に入っていただくようにしています。

 

ブランクが長くて心配な人はそうして復帰しやすい環境があるところを選ぶということも大事かもしれません。

 

 

 

面接でみたいのは対話力。質問もポジティブに

次に面接で見るポイントはコミュニケーション能力です。

 

医療はサービス業と言われるように患者さんとのコミュニケーションが必須です。

 

病院では1人では何もできませんから、医師をはじめとした同僚とのコミュニケーションも大事です。

 

国家試験をクリアして看護師免許を持っているという時点で、たとえ多少のブランクがあったとしても、

 

スキル・知識面のベースはあるわけですから、面接では、話す内容自体ももちろん大事ですが、それ以上にこちらの質問に対して、きちんと答えているか、つまり受け答えができているかということを最も重視しています。

 

その他面接を担当する職員に常に伝えているのは、「この人と一緒に働きたいという視点を大事にしなさい」ということですね。

 

また面接の最後には、応募者からの質問の時間を設けるようにしていますが、その際、

 

「以前の職場では人間関係の問題で辞める人が多かったのですが、こちらの病院の離職率は・・・」

 

「有給休暇は法律で決まっている通りにとれますか」

 

など、後ろ向きな質問をされる方がいます。

 

看護師さんは非常に真面目な方が多いので、真面目さ、正直さをアピールしようという意図もあるかもしれませんが、

 

残念ながらマイナスな印象になりがちです。

 

それまでの会話でせっかく好印象を抱いていても、最後の最後で印象が悪くなるともったいないですから、質問の仕方、内容にも気をつけた方がいいかもしれません。

職員参加の説明会。現場の雰囲気を直に伝える

私たちのグループでは、履歴書を送っていただいた上で、小論文と簡単な筆記試験を行い、ある一定の基準に達しない方は不採用としています。

 

それらをクリアした人のみ、面接に進んでいただき、二次面接では理事長が面接官を務めます。

 

一次面接の目的はコミュニケーション能力を測ることで、質問は様々ですが

 

「前の病院ではどんな仕事をしていたのか」

 

「これからどんな看護師になりたいのか」

 

など一般的な内容です。

 

理事長による二次面接では、自己紹介をしてもらって、転職の動機、志望動機などを聞きますが、どちらかというと、理事長が話している時間の方が長いですね。

 

こうした試験は、特に採用のハードルを上げるために行っているわけではありません。

 

むしろ採用者を守るという意味合いの方が強いのです。

 

看護師の人間ですから、どうしてもミスがありますよね。

 

もしも医療事故やインシデントが起こったときに、採用試験を行わずに職員を雇用している病院と、適性検査も行い、試験も設けている病院では、印象が異なると思うんです。

 

人間誰しもミスがありますが、雇用側としては社会的責任という観点から最低限やるべきことは行うべきだと考えて実行しています。

 

試験を設けるということは、私たちが負うべき社会的責任のひとつだとも思っています。

 

応募者に病院のことを知ってもらう

当法人では、看護師さんだけでも、400人規模の採用を行いましたが、紹介会社は一切使わず、ホームページや説明会など、直接の応募のみで採用を行いました。

 

説明会では、私から病院の説明をした後、職員たちによるパネルディスカッションを行い、仕事の内容、新病院で行いたい事、仕事を通して実現したい夢、当グループに入った理由について、それぞれ自由に語ってもらいました。

 

現場の職員たちに採用活動に参加してもらうことで、モチベーションも上がりますし、みんなの前で格好いいことを言った手前、頑張ろうと思いますよね。

 

また新たに入ってくる職員たちに対して、育てようという意識も高まります。

 

そして何より、応募者に病院のことを知ってもらうには、現場の話、現場の雰囲気をそのまま伝えることが一番だと思うのです。

 

「ここで働いている人たちは、こんなふうに思ってこんな夢を持っているんだ。」

 

と、共感して感動してくれればいいですね。

 

最近では医療界も紹介会社を活用した転職活動が一般的になってきています。

 

一昔前であれば、紹介会社経由の看護師さんは、

 

「楽な転職を行いたい」

 

「自分で探すのが面倒」

 

という方が多く、あまり良い印象はありませんでした。

 

しかし紹介会社を利用することが当たり前となりつつある今となっても、

 

基本的には自分で応募してくる熱意のある看護師に集まっていただきたいというのがどの医療機関でも本心であるというのはあまり変わりません。

最終的には自分で判断

働きやすい病院を見分けるには一番は現場の職員に声を聞くことです。

 

だから我々の就職説明会では、パネルディスカッションを行っているのです。

 

院内保育所や日勤のみの常勤採用など、いろいろなルール、制度、環境が用意されていても、実際に運用されていなければ意味がありませんよね。

 

それは文字だけの情報ではわからない部分であり、実際に働いている人に話を聞くのが一番です。

 

今はインターネットで検索すると、多くの情報がえられると思います。

 

「○○病院で働いていた」
「○○病院の現役看護師」

 

という人がありもしないことを大げさに書き込んでいたり。。。

 

そうした情報は一歩引いてみる視点が大事です。

 

どんなに良い職場であれ、不満のない人はいませんから。

 

「うちの病院はこんなだから、受けない方がいいよ」

 

なんて書き込みをするわけですが、

 

書いた本人はそこで働き続けていたりします。

 

ですからそうした情報は話半分に受け止めることです。

 

ただサイトに書かれるほど、良くも悪くも注目されている病院であるということはいえるかもしれません。

 

とはいえ、一番は結局自分で判断するということです。

 

説明会に参加したり、実際に働いている話を聞いたりして最後は自分で判断するしかありません

 

当法人では、病院内部をさらにオープンするという意味合いで、転職者にもインターンシップを制度化しています。

 

一緒に働く仲間の輪に入っていただき、この医療機関と自分がマッチングしているかを直に感じていただくことが転職者に対する最善な配慮と判断した結果、インターンシップの作用となったわけです。

 

 

自分なりの大義を持って看護師の転職に挑んで欲しい。

どんな組織にも良いところ、
悪いところが同じくらいあるものです。

 

というのは、良い点というのは、人によって異なります。

 

その人の性格や生活環境、スキル、経験によって、
ある人にとっては、良いことが、別のある人にとっては、
悪いことになったり、その逆もしかりです。

 

例えば残業を毎日3時間やっても経験を積みたいから
嬉しいという人もいれば、苦痛に感じる人もいます。

 

その人の価値感によって何をよしとするかは変わりますので、
他人の判断ではなく、自分が判断するしかないわけです。

 

そしてもう一つ、転職を考えている看護師さんたちに伝えたいのは、
転職の理由の中でも人間関係に関することは非常に多いと思うのですが、

 

どこにいっても合う人もいれば、
合わない人もいます。

 

ですからある程度は「仕事だから」と割り切って、
転職をするのであれば、もっと前向きな転職を考えて欲しいです。

 

自分がやりたいこと、自分が目指す看護師像、
夢を実現するための転職であれば、
きっと必要なことです。

 

せっかく看護師になったのですから、
その夢をぜひ叶えていただきたいと思います。

 

そうした自分なりの大義を持ってに挑んでいただきたいです

 

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