警察に闇金からの取立て・嫌がらせを相談・通報したら対策・対応してくれるのか。メリット・デメリット

近年はひどいケースが減っているとはいえ、やはりまだ一部の業者は恐喝レベルのことをしています。

 

もし、このような恐怖を感じるくらいの取立てにあったら、警察に相談するというのも一つの方法です。

 

以下の2つのケースは、闇金に問題がある場合、警察に通報することで対処できます。

 

貸金業法に違反する違法な取り立てがある。

 

刑法などの法律に違反する行為がある。

 

このような場合は、適切な対処をするために警察に相談する必要があります。

 

ここでは警察に闇金の相談するメリット・デメリットや注意したい点を詳しく掘り下げたいと思います。

 

 

警察に闇金の相談をするメリット

警察に相談することのメリットは、

 

・身の危険を感じる場面で、とりあえず撤退してもらえるので安心できる

 

・闇金に屈しない姿勢を相手に示せる

 

・弁護士や司法書士に相談した時は費用がかかるが、警察であれば無料である

 

・このような悪徳業者がいるという情報提供により、他の人の被害も防げることがある

 

です。

 

闇金問題の相談を警察にするのは、費用がかからず、かなりの効果が期待できます。

 

しかし、警察が対応してくれない場合は、闇金に立ち向かった経験が豊富な弁護士に依頼するのがおすすめです。

 

取り立てを食い止めるだけでなく、貴重な証拠も提供してくれるはずです。

 

警察に闇金の相談をするデメリット

デメリットは、法律家であれば報酬をもらうわけですから闇金を扱う事務所なら確実に対応してくれますが、警察に行ってもなかなかとりあってもらえないことがあるということです。

 

 

特に、10年くらい前までは、「闇金の問題は個人の借金をめぐるいさかい」という認識が警察側にもあったので「民事には警察が介入できない」などと言われてしまっていました。

 

でも、法律家やマスコミなどが「闇金は犯罪だ!」として積極的に取り挙げるようになったことで警察の認識もだいぶ変わってきています。

 

ただ、やっぱり相談する側の説明があいまいだったりすればなかなか警察側でも動くのが難しくなります。

 

私の場合は、初めは警察に駆け込んだのですが、取立てがとまったのは一時的。

 

しばらくするとやつらはまた「一括で返せ!」と無茶をいってきました。

 

きちんと録音や書類など、脅迫、恫喝された証拠を集めて「場合によっては本気で告訴する」というくらいの姿勢で相談に臨むべきだと思います。

脅迫や暴力的な取り立てがあったら警察に通報しましょう

たくさんの所からお金を借りてしまい、返済できなくなると取り立てがどんどん厳しくなります。

 

本当にこわいものです。

 

しかしこの取り立てはどんな方法でもしてよいというものではなく、暴力的な取り立ては法律で禁止されています。

 

例えば深夜に電話をかけてきたり、貼り紙を貼ったりするなど、生活の平和を脅かすような行為は禁止されています。

 

もし刑法に触れるような行為があった場合は、刑法の規定により貸し主は処分されます。

 

どんな行為があったら刑法で処罰されるか簡単にまとめましたので参考にしてください。

 

またヤミ金の場合は返済する必要がありませんので、専門の司法書士に依頼すれば、取り立てはすぐにとまります。

 

@借り主がけがをさせられた時
人の体に傷を負わしたものは、10年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料

 

A借り主が暴力を振るわれた時
暴行した者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料

 

B借りた側が脅迫を受けた時
生命、身体、自由、名誉または財産に対して害を加える旨を告知して人を脅迫したものは2年以下の懲役または30万円以下の罰金

 

C借りているものが逮捕・監禁されたとき
不法に人を逮捕し、または監禁したものは、3ヶ月以上5年以下の懲役

 

このような行為を受けた時すぐに警察に通報するか専門家に依頼しましょう。

 

泣き寝入りしてはいけません。

 

またこのような悪質な取り立てで精神的な打撃を受けた場合、逆に損害賠償を請求できる場合もあります。

警察に被害届を出す場所は生活安全課

警察に闇金の被害届や相談をしに行く場所は、派出所ではなく「生活安全課」という窓口まで行きましょう。

 

 

窓口で

 

「闇金の取り立てが怖くて相談行きました。。」

 

と伝えましょう。

 

できれば相談に行く前に闇金業者の名前や電話番号、振り込まれた銀行口座、着信履歴など

 

闇金にかかわる証拠はできるだけ集めておきましょう。

 

相談の時にスムーズに対策・対応してくれます。

 

中には誠実に対応してくれない警察もいますが、その場合は県警本部までいって

 

「闇金の相談をしたのですが、まともに取り合ってくれないんです」

 

と報告するのも方法の一つです。

 

さすがに県警本部まで行くときちんと対応してくれる可能性は高くなるでしょう。

 

警察相談専用電話「#9110」番


もしストーカーやDV、悪質商法など、犯罪や事故に該当するか不明ながら警察に相談したい事情がある場合は、警察相談専用電話「#9110」を利用してみてください。

 

全国どこからでも、発信者の地域を管轄する警察本部等の相談窓口に直接つながることができます。

 

「#9110」を通じて、発信者の地域を管轄する各都道府県警察本部等の総合窓口に直接つながることができます。

 

*引用元:https://www.npa.go.jp/bureau/soumu/soudan/soudanmadoguti.pdf

 

その際、生活安全課での相談が適切に処理されなかったことを具体的に伝えるべきです。

 

もし可能なら、被害届を受け入れなかった警察官の名前を控えておき、それを伝えると有効です。

 

その情報があると、問題が適切に対処される可能性が高まります。

 

受付時間:平日 午前8:30〜午後5:15(各都道府県警察本部で異なります。)

 

闇金の嫌がらせや取り立ては弁護士や司法書士に相談し、解決するべき

闇金業者からの督促に不安を感じるなら、弁護士や司法書士などの専門家に相談するのが一番です。

 

弁護士や司法書士に闇金問題の解決を依頼すると、闇金業者に対して「受任通知」が送付されます。

 

この「受任通知」が債権者に届くと、債権者は債務者から直接取り立てることができなくなります(貸金業法21条1項9号)。

 

この時点で、多くの闇金業者は、取り立てができなくなり、債務者への嫌がらせをやめます。

 

今後も督促を続ける闇金業者は存在します。

 

しかし、プロの弁護士や司法書士は、刑事告訴をするために闇金と戦います。

 

闇金行為は違法行為なので、裁判になれば闇金業者に勝ち目はありません。

 

また、闇金業者は違法な貸金業者であるため、返済の義務もありません。

 

弁護士や司法書士に相談することで、今後闇金への支払いが発生しなくなり、支払ったお金の一部を取り戻せる可能性があります。

 

闇金相談ならウォーリア法務事務所。強気で闇金に立ち向かいます。

ウォーリア法務事務所

代表 坪山正義司法書士

 

ウォーリアさんにはほんと感謝しています。めちゃくちゃ闇金に強いスゴ腕司法書士さんです。

 

空手家でどんな闇金もぶっ潰す最強の法律家です。

 

大阪に事務所がありますが全国どこの闇金業者も撃退してくれます。

 

相談も無料です。電話するとめっちゃ気さくな方ですよ。

 

警察へ闇金相談する際のよくある質問

警察が対応してくれなかった場合の対処方法

闇金の相談で、警察が何もしてくれない場合は「#9110」に相談してみてください。

 

「#9110」をダイヤルするときは、「○○警察署の生活安全課の○○さんに相談しましたが、納得のいく回答が得られませんでした」と、わかりやすく口頭で伝えるようにしましょう。

 

可能であれば、被害届を無視した警察官の名前を覚えて、それを伝えてください。

 

もしかしたら、適切な対応をしてくれるかもしれません。

 

警察以外の闇金の相談場所はどこ?

闇金に関する相談は、警察以外にも、弁護士、司法書士、消費生活センター、法テラス、貸金業相談・紛争解決センターなどに相談することができます。

 

警察の対応に納得がいかない場合や、督促・取り立てがしつこい場合は、司法書士や弁護士に相談することをお勧めします。

著者、監修者

関西大学ファイナンスコースを専攻し卒業。金融を学び、FP2級の資格を持ち、WEBサイトを運営している40代。調理師免許取得。

 

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